ユーザの作成

まずはroot以外のユーザを作成しようかね。

新規ユーザの作成
/usr/sbin/useradd

基本的なご説明はmanにお任せなので実際にやってみた事と動きを確認してみた事を記載しよう。


ユーザを新規作成

『worker』というデフォルトままのユーザを作成する。

# useradd worker

/etc/passwdファイルを確認すると…

# cat /etc/passwd
worker:x:500:500::/home/worker:/bin/bash

  • ユーザ名:worker
  • パスワード:未設定
  • ユーザID:500
  • グループID:500
  • コメント:なし
  • ホームディレクトリ:/home/worker
  • シェル:bash

ふむふむ。。。グループを何も指定しないとグループも同名で作成されるのね。つまりは自分一人だけのグループ。ユーザIDやグループIDについては500以降の番号で、現在登録されているユーザID/グループIDの最小値+1の値が自動で採番されるとの事だ。/home/workerディレクトリを覗いてみると…下記のファイルが存在。

これらのファイルについてはまた今度。こいつらは/etc/skelディレクトリ配下にあるモノが全てコピーされてくるらしい。
ユーザを作成したからって安心してはまだいけない。workerユーザになるには、まずはrootでログインをしてからsuでworkerユーザにならなければいけないのだ。なんでworkerユーザになれないのかは、workerユーザにパスワードが設定されていないから。よってworkerユーザにもパスワードを設定してあげる。

# /usr/bin/passwd worker
Changing password for user worker
New UNIX password: *****
Retype new UNIX password: *****
passwd: all authentication tokens updated successfully.
#

これで良し♪
ちなみにパスワードは暗号化されて/etc/shadowファイルに記述された。このファイルはrootにしか読めないとのこと。安心してよし。試しにrootでファイルを見てみたところ、確かに暗号化されてわけのわからん文字列になってた。


コマンド/ファイル

今回(言葉だけでも)出てきたコマンド及びファイル。

  • コマンド
    • /bin/cat
    • /usr/bin/man
    • /usr/bin/passwd
    • /usr/sbin/useradd
  • ファイル
    • ~/.bash_logout
    • ~/.bash_profile
    • ~/.bashrc
    • /etc/passwd
    • /etc/shadow